谷口です。
今回もMagentoにあってEC-CUBEにない機能の一つ、URLリライト機能についてご紹介します。URLリライト機能は商品ページやカテゴリページに任意のURLを付けられる機能で、商品のキーワードをURLに入れらるなどのSEOに有効な施策が実現できる機能です。
機能概要
各商品や各カテゴリ、各静的ページなどでページのURLをある程度任意に変更できる機能です。※サイトのドメイン以下のパス名が任意に変えられます。
商品ページのURL設定
管理画面で商品詳細画面の全般タブからURLキーを設定すると、ページ名の.html 前の部分が指定できます。例えば、URLキーにproductを指定した場合、以下のURLがその商品のURLになります。※www.yourdomain.jpはサイトドメインになります。
http://www.yourdomain.jp/product.html
また、一度設定したURLキーを変更する場合、変更前のURLにアクセスがあったときに、新しいURLにリダイレクトするか、404にするかを選択できます。
カテゴリページのURL設定
管理画面でカテゴリ詳細画面の全般タブからURLキーを設定すると、ページ名の.html 前の部分が指定できます。例えば、URLキーにcategoryを指定した場合、以下のURLがそのカテゴリのURLになります。
http://www.yourdomain.jp/category.html
また、商品のURLにカテゴリパスを使用する設定にしていると、カテゴリページから商品ページに移動した場合、以下のようなURLになります。
http://www.yourdomain.jp/category/product.html
なお、URL正規化タグの利用をすることで、カテゴリパスを使用して複数のURLになった場合でもメインのURLにページランクのスコアを集約することができます。
静的ページのURL設定
管理画面でページ詳細画面のページ情報タブからURLキーを設定することで指定できます。指定できるURLの部分は商品、カテゴリと同様です。
その他のページのURL設定
URLリライト管理画面でカスタム設定することで、上記ページ以外のページでもリダイレクト設定が可能です。
例えば、以下のようなケースで使うことが可能です。
- 特定のキーワードの検索結果のページに遷移するURLを設定する。
- 誤ったURLを一部ページやチラシなどに記載してしまった場合に、正しいURLへのリダイレクト設定をすることで、正しいページに誘導する。
- 新モデルが出たので古いモデルのページは閉じて新モデルのページに移行する。
なお、URLリライト管理画面では、商品ページのURL、カテゴリページのURL、カスタム設定の3種類から指定でき、商品・カテゴリのURLの場合はURLパス以外の項目は入力された状態で設定フォームが表示されます。
まとめ
URLに商品のキーワードを含めるのはSEOで有効とされている施策で、これを実現できる機能があるのはECサイトとして強力な武器になるのではないでしょうか。SEOに有効というだけでなく、商品管理や顧客誘導することにも使える機能ですので、サイト運用の幅が広がること間違いないです。