みなさん、こんにちは。
前回は、商品管理時に必要なシステム設定について説明しました。
今回で商品登録関連の説明は終了なのですが、最後にMagentoでの在庫管理の考え方についてもう少し詳しく見ていきましょう。
- 在庫を管理する
- Magentoでは、在庫を管理する商品と管理しない商品を登録することが出来ます。
- 在庫を管理する場合は在庫数を登録しておくと、購入されるごとに在庫が購入された数だけ引かれます。
- 在庫数が引かれるのは注文完了時です。カートに入れたタイミングでは在庫数は減りません。
- 最後の1つとなっていた場合に同時に購入された場合最初に注文完了となった人が購入出来るようになっています。
- 設定で、商品数が一定の値 以下になった場合に「○点在庫有り」と表示することもできます。
- 在庫切れとなった商品は店舗側に「在庫切れ」と表示するか、商品を非表示にするかを設定で選択することができます。
- 現在の在庫数は商品一覧で確認することができます。
- 在庫の管理をしない場合は在庫切れになりません。
- 在庫を管理しない場合はカートに入れられる個数の最少と最大値を設定することができるのみとなっています。
- 在庫を管理しない場合、商品一覧画面では在庫数が「0」と表示されます。
- ただし、これは在庫を管理しないから「0」となっているわけではなく、初期値の「0」が表示されているだけであり、一度在庫数を「30」と設定した場合は、在庫数が「30」と表示されます。(管理画面上のみです。店舗側では在庫数は表示されません。)
- 在庫の管理をする場合の在庫個数の設定
- 在庫数が0になったら在庫切れになるわけではありません。
- 在庫切れステータスにする在庫数を設定することが可能です(初期値は「0」)
- 在庫が「0」になった場合の処理を下記のように設定できます。
- 在庫切れにする。
- 在庫切れにしない。
- 在庫が0になった場合は購入者に通知する(バックオーダー)
- 在庫数が少なくなった場合に管理者に通知できます。
- 通知する個数を選択できます。
- 通知はメールではなく「在庫僅か通知RSS」で通知されます。
- 返金時に在庫数を更新することができます。
- 返金対応をする際、商品を返品してもらった場合は返金処理の際に商品を在庫に戻すことが可能です。
- 在庫管理の設定については、初期値を設定することが可能です。
- [管理画面]の【システム】>【設定】>『商品管理』>「在庫設定」で設定します。
- 在庫数が0になったら在庫切れになるわけではありません。
グループ化商品の在庫管理
グループ化商品は、複数のシンプル商品をまとめておすすめ出来るようにしている商品のことは前章でもお伝えしました。(ティータイムセットの例)
商品は自分で個別に数量を決めて購入することができます。グループの商品を全て買わなくてはいけないわけではありません。在庫は商品個別の在庫数が適用され、 商品単位ごとに管理されます。
全商品が在庫切れになると、グループ化商品自体が在庫切れになります。
グループ化商品の在庫設定で在庫切れにすることもできます。
セット商品の在庫管理
セット商品は複数の商品を一つの商品としてまとめて販売する商品のことでした。(カトラリーセットの例)セット商品で選択肢として設定されている商品毎に在庫が管理されます。
在庫切れになった商品は選択肢に表示されなくなります。
一つの項目分の在庫がなくなると、商品自体が在庫切れになります。
設定可能商品の在庫管理
設定可能商品とは、例えばTシャツのようなサイズや色などのバリエーションがある商品のことでした。(キッチンタオルの例)在庫は1つの商品属性ごとに管理されます。例えばサイズ「大」のキッチンタオルが在庫切れになると、「大」のオプションは表示されなくなります。商品が全てなくなると下記のように在庫切れになります。
在庫設定
在庫を管理するための設定方法を紹介します。
- 管理画面で、【システム】>【設定】-「在庫設定」を開きます。[ストックオプション]の項を開いて入力していきます。
- 注文を受けると在庫を減らす:注文を受けると在庫を減らすかどうかの設定をします。「はい」を選びます。
- 注文がキャンセルされたときにはセット商品のステータスを在庫ありにする:注文キャンセル時に商品の個数を戻すかどうかを設定出来ます。「はい」を選びます。
- 在庫切れ商品を表示する:在庫切れ商品を表示するかどうか設定します。「はい」を選びます。
- 「X点在庫有り」と表記する閾値:x点在庫ありと表記する在庫数を指定します。「3」を入力します。
次回からはコンテンツの作り方に焦点を当てて説明いたします。